お疲れ様です。eximpです。
今日は『バイアスという言葉を知っているだけでも、相手のことを少し理解できるようになる。理解しようとする。』というテーマを、独断と偏見と経験に基づき持論展開します。
コミュニケーションがうまくいかない、相手の立場を理解するのが難しい、どうしても偏見を持ってしまう。そんな悩みを抱えている人は少なくありません。私のように。
しかし、「バイアス」という言葉を知り、それを意識するだけで、相手のことを少し理解できるようになります。
というより、理解しようとすることができるようになります。
相手を理解できれば、コミュニケーションは劇的に改善し、業務はスムーズになり、人間関係も良好になります。
目次
バイアスとは?
バイアスとは、物事を評価する際に無意識に持つ偏りや先入観のことを指します。
- 個人のフィルター
- 色眼鏡
なんて表現もされますね。
私のブログの冒頭も『独断と偏見と経験に基づいている』ので完全にバイアスごりごりの内容です。
思考や判断に大きく影響を与えるものであり、多くの場合、自覚しにくいものです。
バイアスは、経験、文化、教育、個人的な価値観など、さまざまな要因によって形成されます。
バイアスの種類
バイアスにはさまざまな種類があります。以下に代表的なものをいくつか紹介します。
確証バイアス(Confirmation Bias)
自分の信念や仮説を支持する情報だけを集め、反対の情報を無視する傾向です。視野が狭く、自分にとっての異物を受け入れられないということが、無意識的に発生しています。
アンカリング(Anchoring)
最初に得た情報に強く影響され、それ以降の判断がその情報に引きずられることです。これは、その人ごバイアスを意識したとしても、最初の情報にインパクトがあればあるほど、発生してしまうものです。
ステレオタイプ(Stereotyping)
特定の集団やカテゴリーに対して固定観念を持ち、それに基づいて判断することです。
〇〇中学校は不良ばかりだから。というイメージが、真面目で優秀な生徒はいない。と偏った見方をしてしまうことです。
ハロー効果(Halo Effect)
ある特定の特質が全体の評価に影響を与えることです。例えば、見た目が良い人は性格も良いと判断することです。
課長と新入社員が全く同じことを言っていたとしても、影響力が全く異なるのは言うまでもありませんね。
利用可能性ヒューリスティック
直近で思い出しやすい情報に基づいて判断する傾向です。言動は鮮度の高い情報に、無意識的に大きく左右されています。
バイアスを意識することで得られるコミュニケーションの恩恵
バイアスを意識することは、コミュニケーションを改善する上で非常に有益です。以下にその理由をいくつか挙げます。
自己認識の向上
自分自身のバイアスを認識することで、偏見に基づく判断を避けることができます。これにより、より公正で客観的な視点を持つことができます。
相手への理解が深まる
バイアスを意識することで、相手の意見や行動を理解しやすくなります。相手もまた、異なるバイアスを持っていることを認識することで、対話が円滑になります。
相手の立場だったらどうだろうか?と考える機会が増えます。
誤解を減らす
バイアスに気づくことで、誤解や誤った先入観に基づく判断を減らすことができます。これにより、コミュニケーションの質が向上します。
信頼関係の構築
偏見を持たずに相手を理解しようとする姿勢は、相手に安心感を与えます。これにより、信頼関係を築きやすくなります。
客観的な言動やフラットな視点も持っていれば、周りから知的に見られ、信頼感も高くなります。これも自体もハロー効果ですね。
まとめ
バイアスという言葉を知り、それを意識することは、コミュニケーションを改善するための第一歩です。
バイアスを認識し、それに対処することで、より深い理解と円滑な対話が可能になります。コミュニケーションに悩んでいる方は、小難しいコミュニケーション術を学ぶよりも、まずは自分自身のバイアスに気づくことから始めてみてはいかがでしょうか。
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