手段の目的化は良くない。と言われているがそうではない

お疲れ様です。eximpです。

今日は『手段が目的になることは悪なのか』を独断と偏見に基づき持論展開します。

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企業に勤める人間にとって、多くは会社の基本方針からブレークダウンする形で、個人の行動目標を立てることになります。

 

たとえば、『新しいシステムを導入して使いこなすよう、運用を整備する』という行動目標を宣言したときに、多くの上司は『で?』となります。

 

これは、『会社の生産効率をあげて、供給不足にそなえる』など、その先の目的があって然るべきです。

 

ここに行き着かないと、『システムを使う』という、目的を達成するための手段を使うことが目的となってしまい、手段の目的化が発生してしまいます。

こうなってしまうと、本質を見失いがちで、上司から『それで?』と言われたときに回答できなくなってしまうのです。

あるいは、その手段が本当に目的を達成するための手法として適していないという本末転倒な事態にもなりかねません。

 

その最たる例がデジタル化です。

デジタル化は最近はどの企業も盛んで、多くの現場で取り入れられていることだと思います。

では、デジタル化したことで何を達成したいのか?

これを答えられる人は実はそう多くありません。デジタル化を達成することが目的となっており、その先にある本当に達成したいことが盲目的になっているのです。

 

 

では、今日の本題です

ここまで手段の目的化を如何にも悪役のように話してきました。

しかし、手段の目的化は絶対に悪いことなのか?と言われると必ずしもそうと言えないが私の持論です。

 

どうしてそう思うのかを独断と偏見で解説していきます。

 

長期的な自己成長

強制的に作り上げた目的を達成することで自己成長を促すことができるのです。このブログでは、手段の目的化が自己成長にどのように貢献するかを考察します。

 

目的から手段へブレークダウンするアプローチ

一般的には、目的を設定し、それを達成するための手段を考えるのが効果的です。例えば、健康を維持するという目的があれば、運動やバランスの取れた食事が手段となります。このアプローチは、短期的な成果を上げるために非常に有効です。明確な目標があることで、集中力を高め、効率的に行動することができます。

 

手段の目的化と中長期的な成長

しかし、中長期的な成長を考えると、手段そのものが目的化しても良いのです。例えば、毎日ランニングを続けることを手段とし、その結果として健康になるという目的が後付けされる場合です。ランニング自体が習慣となり、続けること自体に価値を見出すことで、結果的に健康を維持することができます。

手段の目的化には以下のような利点があります。

 

習慣化の促進

手段を目的化することで、その行動が習慣となりやすくなります。習慣化された行動は、無意識のうちに続けることができ、長期的な成果をもたらします。

柔軟性の向上

目的が後付けであるため、状況に応じて目的を変更することが容易です。手段そのものが価値を持つため、目的が変わっても行動を続ける動機づけが維持されます。
3. **自己成長の促進**: 強制的に作り上げた目的を達成する過程で、新たなスキルや知識を習得することができます。これにより、自己成長を実現し、さらに高い目標に挑戦する準備が整います。

 

実際の例

例えば、語学学習を考えてみましょう。多くの人は、外国語を話せるようになるという明確な目的を持って学習を始めます。しかし、学習そのものを楽しむことで、語学学習が習慣化され、その結果として言語能力が向上します。最初は趣味として始めた語学学習が、結果的にキャリアアップや異文化理解につながることもあります。

また、プログラミングの習得も同様です。具体的なプロジェクトを目指して学ぶ場合と、プログラミング自体を楽しみながら学ぶ場合とでは、後者の方が継続しやすいです。手段そのものを楽しむことで、自然とスキルが向上し、新たな目的や目標が見えてくることも少なくありません。

 

パフォーマンスを半強制的に引き上げる

手段の目的化を通じて、パフォーマンスを半強制的に引き上げることが可能です。これは、目標に縛られず、特定の行動や手段に集中することで、自然と高い成果を得るアプローチです。この方法は、次のようなプロセスで実現できます。

明確なルーチンの設定

まず、特定の手段を毎日のルーチンに組み込むことが重要です。例えば、仕事の効率を上げるために毎朝30分間の読書を習慣化するとします。最初は目的を意識せず、単に読書自体を楽しむことを重視します。これにより、自然と知識が増え、結果的に仕事のパフォーマンスが向上します。

強制力を利用する

次に、強制力を利用して行動を継続させます。具体的には、自分自身に対して期限やルールを設けることです。例えば、毎日同じ時間に読書を行うことを強制的に習慣化します。最初は困難に感じるかもしれませんが、継続することで徐々にその行動が自然になり、パフォーマンスが向上します。

小さな成功体験の積み重ね

小さな成功体験を積み重ねることで、自信をつけ、さらに高い目標に挑戦する意欲が湧きます。例えば、読書を通じて得た知識を仕事で活かし、具体的な成果を上げることができれば、その成功体験が次の行動への強い動機づけとなります。

 

 

結論

手段の目的化は、目的を後付けすることで、中長期的な成長を促す有効なアプローチです。目的から手段をブレークダウンする方法が短期的な成果を上げるために有効である一方で、手段そのものを楽しむことで、習慣化、柔軟性、自己成長といった多くの利点を享受することができます。したがって、手段の目的化は必ずしも悪ではなく、むしろ自己成長のための強力な手段と言えるでしょう。

 

手段を目的化し、その行動を強制的に継続することで、自然とパフォーマンスを引き上げることが可能です。明確なルーチンの設定、強制力の利用、小さな成功体験の積み重ねを通じて、半強制的に自己成長を促すことができます。このアプローチにより、日々の行動が無意識のうちに高い成果を生み出し、長期的な自己成長につながります。

 

 

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