お疲れ様です。eximpです。
巷じゃ
動画で勉強するほうが効率的だ!
本は勉強の一手段に成り下がった!
いやいや、本こそ最強のツールだ!
と、勉強方法における『動画vs読書』論争が繰り広げられています。
今日はこの平成晩年から令和にかけて繰り広げられている論争に終止符を打ちたいと思います。
私は朝晩は30分の動画、昼は40分の読書を2年続けています。(平日限定)
そんな私が、動画と本どちらが良いか、独断と偏見に基づきここに断言します。
目次
理解するメカニズムの2パターン
私が考えるに、勉強したときに理解に至るまでのプロセスは2パターンあると思っています。
論理積み上げ型
これがパターン1です。
これは、
- 数式を構築、変換してイメージを膨らませるタイプ
- 言語をならべてシナリオを描き理解するタイプ
です。
イメージ直結型
これがパターン2です。
これは、
- イメージから言語化してロジックを整理するタイプ
- 絵や図で頭を整理するタイプ
です。
タイプに適したツール
もうお察しの通りだと思います。
論理積み上げ型は読書が、イメージ直結型が動画が、それぞれに適しているツールです。
これは理系、文系ではグルーピングできないので、どちらがすんなり頭に入ってくるかは人それぞれとなります。
勉強ツールとして、読書と動画、優劣がつくものではないのです。
ちなみに私は
私は完全にイメージ直結型です。
故に本で読んだことよりも動画でみたことの方がよりしっかり記憶に定着しています。
これは五感のうち、目と耳を使っているので、多くの人に当てはまりやすいかもしれません。
私は高専の化学科出身です。
私は物理や化学は得意でした。
が、一方で化学工学がとても苦手だったのです。
理由は、化学工学はスケールが大きすぎてイメージが全くわかないからです。
たとえば、みなさん『10kLのタンク』と言われてイメージがつきますか?
直径15センチの配管を液体が毎秒1メートルの速さで流れていく。と言われて、それが早いのか遅いのか、現実的に起こり得るのか、イメージできますか?
化学工学はこのようにスケールが大きすぎて、導いた解の妥当性を検討できなかったのです。
それに比べて、ボールの転がる速さやかかる力というのはイメージしやすく、結果得意でした。
読書のメリット
話を戻しまして、イメージ直結型でも当然読書は役に立ちます。理由は3つです。
考える余白がある
読書の良いところは、自分のペースで読み進められることです。
ん?今のどう言うことだ?という文も3回繰り返し読んで咀嚼すると理解できたりします。
また、一つの文に対して、自分の経験や想像しうる例を複数当てはめることで、理解力がより強固なものになります。
イメージは自由
本は活字がメインで、挿絵と図解が要所要所に適宜盛り込まれます。
活字がメインということは、自分が自由に絵を描くことができると言うことです。
自分の書いた絵の意味を一番理解しているのは自分です。
つまり、自分がもっとも理解しうるイメージ像を、自分の手で描くことができるのです。
勉強にプロアクティブになれる
読書は自分で活字を追いかけなければなりません。
一方動画は、黙っていても耳と目に入ってきます。
動画視聴をシャワーをあびている状態と例えるなら、読書は湖にダイブする感覚です。
動画のメリット
一方で動画のメリットは以下の三つです。
早い
読むよりも聞く方が圧倒的に早いです。読むと言うことは実は結構体力を使います。
それは文字を一つ一つつなぎ合わせ、意味として理解する必要があります。
受動的がいい
インプットにはときに受動的になった方が頭に入ってきたりします。
知識を新しく入れたいときや、全くわからないことを知ろうとするときにはシャワーを浴びるように知識に触れるのがよいです。
なにもわからない状態で能動的になっても、迷子になる可能性が高いからです。
これを、応用して思考したりする場合には本の方が良いと思います。
絵と音
目と耳から同じ情報をいれることは、理解がより強固になります。
絵と音が直結することによって、記憶が関連づけられるからです。
結論
結論として読書と動画は理解のプロセスによってより合う方があります。
手法としてどちらが優れていると言うわけではなく、その人が理解に至るまでの過程で、どちらが適しているのか決まるのです。
私は動画の方が理解が深まりますが、読書にもたくさんのメリットがあります。
どちらが優れているかではなく、どちらが自分に合っているかを検討してみてはいかがでしょうか。
コメントを残す