お疲れ様です。eximpです。
今日は『適当だと思われている上司がどのように仕事をこなしているのか』というテーマを独断と偏見に基づいて言語化していきます。
目次
この程度の成果物なら俺にも出せるよな?
上司が末端の仕事を肩代わりしてくれた場合があります。とてもありがたいことで、上司が下っ端の仕事までしてくれることは尊敬すべきことです。
しかしながら、上司の作成した資料を見てみると、まるで参考にならない。
論拠も精度もそんなに良いものではない。とりあえずやっつけでやり切った。そんな印象じゃないか!
というシーンに出会します。
あれ?あの人実はそんなに仕事できない?
これなら俺の方がいいもの作れるわ
あの人こんなに適当なのにどうして偉いの?
若手の方が仕事できるんじゃない?
なんて、若い頃は思ったりしました。共感してくれる人もいるかもしれません。
しかしそれは、視野が恐ろしく狭い考えあり、間違った考えであったと、今なら思います。
力255・素早さ50の仕事 / 力100・素早さ255の仕事
結論からいうと、適当な上司の仕事に対する向き合い方は『完了主義』と『フルパワーの使い分け』です。
上司は部下が想像しているよりも遥かに役割が多いです。
それでいて部下の仕事を肩代わりするのは、ガバナンスの問題もありますが、フォロワーの力不足の問題もあります。
そんな状況において、90点の成果を上げるべきものと、60点の出来栄えでとにかくスピードを優先するべきものが発生します。
つまり、上司にとって、若手の仕事の肩代わりは力100・素早さ255の仕事であると判断し、60点でさっさと完了させ、もっと重要な本来の役割に注力しています。
上司の注力する仕事
部下からすれば、権限と守秘の観点から、上司が90点を目指して注力している仕事は、なかなか見えないものです。
上司の最も注力する仕事は
- 水面下で組織を前進させる新しい仕事
- 責任が問われるトラブルの対応(confidencial, Top secret)
つまり、適当な側面しか見えておらず、フルパワーの上司を目にする機会はあまりなく、『適当な上司』という側面しか見えません。
スピードと精度は基本的には相反するものなので、両立できるケースは稀です。
できる上司は、早く精度が高いのではなく、仕事の本質を見極め、スピードをとるのか?精度をとるのか?を的確に判断し、投じる労力の配分を決めることができます。
やはり幹部は尊敬すべき
やはり上司たる人、上司たる所以はある。
ちゃんと見えない部分にも目を向ければ、その人の優れたポイントが見えてきます。
バイアスのかからない物の見方ができるようになれば、グッと視野は広がり、その上司の見え方も変わっていきます。
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